原子力問題調査特別委員会にて質問に立ちました | 菅野さちこ 公式サイト | 衆議院議員 自由民主党 福島県第三選挙区支部長

原子力問題調査特別委員会にて質問に立ちました

国会質問

8月7日開会された、原子力問題調査特別委員会にて質問の機会を得ました。私からは、福島への現状の取り組みの確認に加え、一日もはやい復興や、非難されている方々のための早期帰還について政府の見解を質すとともに、要請を行いました。復興庁、内閣府防災担当、環境省、文部科学省の各責任者から答弁を得ると同時に、田中原子力規制委員会委員長からも説明と、答弁をいただきました。                    引き続き、「ふるさとを忘れず、ふるさとに寄り添い、ふるさとのために生きる」を政治信条に頑張ります!

次の通り、質問文を添付いたします

おはようございます。自由民主党の菅野さちこでございます。本日は質問の機会をお与えいただきまして、ありがとうございます。冒頭、私なりの思いから述べさせていただきますと、

福島第一原子力発電所事故は発生から、間もなく3年5か月が経とうとしています。

福島はこれまで、国内外の方々から心温まる多くの人的、物的支援をいただきました。福島県民を代表いたしまして、改めて心から感謝を申し上げます。

また、前民主党政権下で設定された短絡的な避難指示区域の見直しが現政権により見直され、被災地の心に寄り添った救済となり、少しずつ復興に向けた取り組みが形となり現実化してまいりました。

そして、まず第一に「希望」という文字が描けること、これが前政権下との大きな違いであります。

しかし、福島には今なお、13万人を超える多くの避難者の方々が厳しい環境の中で避難生活を余儀なくされています。

さらには福島と名がついているための風評被害、汚染水のトラブル、廃炉に向けた取り組み、原発事故の収束等、これからも大きな課題を、困難を、乗り越えていかなければなりません。これらの諸課題を、 国には原発を推進してきた責任者として、 県民が以前のような安心して住める県土を取り戻すこと、今後も引き続き、復興を推進していただくことを強く求めます。

 

私も福島県出身の議員として、本日は15分とういう限られた時間ではございますが、細田健一委員に引き続きまして、質問をさせていただきます。

 

 

1.まず最初に避難生活からの早期帰還についてお尋ねいたします。

・早期帰還・定住プランが示されてから、1年5ヵ月が経過しようとしています。

今もなお、多くの方々が避難生活を余儀なくされております。福島第一原発の安全性確保、廃炉の確実な実施等、まずは環境整備・帰還準備の本格化を迅速かつ丁寧に進め、早期の帰還実現を行えるよう、努めていただくこと、それと同時に復興の確かな一歩として、住民の皆さんが一日も早く帰還し、生活再建が進むように、円滑な賠償を実施していただかなければなりません。

そこでお伺いいたします。

帰還に向けた現在の状況、賠償の実施状況、また今後の早期帰還の見通しをお聞かせください。

答弁者・・・復興庁、文部科学省

ありがとうございました。一日も早く帰還できるよう政府の力強い取り組みをお願いいたします。

 

2.続きまして、中間貯蔵施設の問題に ついてお尋ねいたします。

・先月28日、政府から中間貯蔵施設建設候補地の大熊町、双葉町に対し、地元  要望に基づいた回答がなされましたことは周知の通りであります。

現在まで用地は全面国有化との方針でしたが、期間30年の地上権を設定することも選択肢としてお示しされました。

将来、地元に戻る意志のある方々や、先祖伝来の大切な土地を手放さずに済むようになるなど、地元の要望に配慮された回答をいただけましたことは、前進であり、 評価いたしたいと思います。

中間貯蔵施設が着工できることで、汚染土壌等が保管され、除染のスピードアップ、しいては住民帰還への新たなる一歩となると、考えております。

そこでお伺いいたします。

政府が目標とする来年1月までの着工計画はどのような状況でしょうか。

また、建設合意を得られましてもその先にある、汚染土の搬入計画は策定されておりません。

渋滞、事故等の対策ともなる道路整備、周辺住民への被曝防止策、周辺の自治体への支援等も早急に計画を立てていただき、地元へ丁寧な説明を示していかなければなりませんが、その点の計画、進捗状況等、併せてお聞かせください。

答弁者・・・環境省

ありがとうございました。中間貯蔵施設の進展が、復興を加速化させることになると思いますので、今後も政府の力強い取り組みをお願いします。

 

3.  最後に規制委員会の体制と今後の課 題についてお尋ねいたします。

・各委員に専門の担当分野が割り振られており、合議制の委員会として機能していないのではないかとのご指摘をお聞きします。

・各委員はそれぞれ活断層や、放射線防護などの受け持ちを持ち、自ら原子力規制庁の多くの職員を率いて職務を遂行されておられますが、これが縦割り型組織となり、委員会の視野を狭めたりする恐れはないでしょうか。委員会は一人ひとりがゼネラリストとして、多角的な視点から議論を交わすことを通じ、一人では困難な総合的な判断が委員会としてできるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。日々の審査は規制庁に任せ、  委員会は規制庁が下した判断を独自の視点から精査、吟味し、可否を判断する役割こそが求められているのでは、と考えます。

・また、専門的人材の育成システムを構築することも必要不可欠であると考えます。内外の研究機関、海外の規制機関等と緊密に連携していく仕組み作りを求めていく必要があると考えます。高度な知識と経験に勝るものはありません。そのための中期的、段階的計画をお立てになる予定はあるのか、お尋ねいたします。

・そして、立地自治体や住民が一番心配しているのは、万が一事故が起きた時に、放射性物質が拡散しない手立てが講じられているか、避難計画は万全なのか、損害賠償の支払い体制が速やかに整えられるのかを明確にすべきだと考えます。

以上政府のお考えをお聞かせください。

・また自然災害以外においても、様々な有事による被害等へ、どの程度の範囲まで対応策をお考えなのかも併せてお聞かせください。

 

答弁者・・・田中原子力規制委員会委員長、内閣府原子力防災担当

 

ありがとうございました。

一度事故を経験したからこそ、想定外という言葉だけは二度と聞きたくありません。

規制委員会や関係省庁のしっかりとした取り組みを今後もお願いします。

 

[結び]

最後に一言申し上げたいと思います。

私のふるさとであります、福島県の第三選挙区内に、今年の4月1日付けで避難指示解除がなされ、最初に住民が帰還しはじめた、田村市都路地区があります。現在、住民の約半数が戻り、少しずつその数が増えています。帰還された方から、お孫さんや子供さん達が、以前のように皆と一緒に学校に通いたいから、家に帰ろうと、促されて帰って来た、やっと笑顔が戻ってきた、とお聞きしました。

いち早く農業を再開し、これからの都路地区の復興に向けて盛んに活動している方、県内外からボランティアとして町で活躍してくださっている若者達、住民交流・座談会等を通じて、分断された住民同士が思いを共有しながら、皆で協力しあいながら、町に元気を取り戻しています。

福島県の郡山市に今年4月、産総研・福島再生可能エネルギー研究所が開所になりました。来年度には、汚染された環境を早急に回復し、県民が将来にわたり安心して暮らせる環境を創造するために、三春町、南相馬市に福島環境創造センターが整備されると伺っております。

これらの研究施設は国内外の研究機関と緊密な連携の下、世界に冠たる国際研究拠点を目指しています。

福島が再生可能エネルギーの先駆けの地として、世界のリーダー県となり、大きな希望と可能性を秘めた未来像を描いていける事業でもあります。

地元では整備スケジュールの遅れが指摘されていますので、遅れの課題を整理して、計画が順調に進んでいけるように、これからも政府の力強いご支援もお願いいたしまして、私からの質問を終わらせていただきます。

ありがとうございました。